日中国交正常化45周年

日中国交正常化45周年・日中平和友好条約締結40周年
交流促進実行委員会


日中平和友好条約締結40周年

分野文化交流
行事名称植田正治回顧展
主催者名三影堂撮影芸術中心
開催期間2018年9月23日~11月25日
開催国中国
開催場所北京・三影堂撮影芸術中心
内容:
本展覧会は、日本の写真家が中国大陸で初めて大規模に行った回顧展であり、植田の代表作「砂漠」シリーズを含む、初期から晩期までの11シリーズ139作品を展示した。
植田正治は、1913年日本の鳥取県に生まれ、1930年代に故郷に写真館を設立し、そこから写真家の生涯は始まった。植田は、鳥取で撮影した「砂漠劇場」等の作品で知られるようになり、その後、1950年代にリアリズムに傾倒、戦後の前衛写真の代表的人物となった。また、『童歴』(1971年)等の写真集が賞賛され、1972年、植田正治は初めてヨーロッパを旅して「音のない記憶」を出版。1978年と1987年には、国際的な写真祭「RECONTRES INTERNATIONALES DE LA PHOTOGRAPHIE D' ARLES」に招待されて参加した。彼の作品は国外の、特にヨーロッパの収集家と評論家から非常に高く評価された。1996年に芸術と文学勲章を獲得、2000年に逝去。享年87歳。
成果:
本展覧会は、在中国日本大使館、国際交流基金、植田正治事務所、全日空、浙江撮影出版社の多大なる協力を得るとともに、観客とメディアから広く歓迎された。展覧会では、三影堂は次のような一般向けの教育活動も多く行った。
  1. 展覧企画者佐藤正子氏と植田正治事務所責任者増谷氏による開幕対談。
  2. 日本の写真評論家、飯沢耕太郎氏による講座「飯沢耕太郎が植田正治を語る」。
  3. 展覧会を設計した大内修氏による展覧設計ワークショップ。
本展覧の画集「写真を作った植田正治」は三影堂と浙江撮影出版社の共同出版により1500冊を発行した。
会場には3025名が来場し、多くのメディアに報道された。
植田正治の写真作品をより一層広めるため、三影堂は湖南省長沙市の謝子龍影像芸術館と協同し、本展覧の巡回展として、2019年3月16日から6月16日まで謝子龍影像芸術館にて展覧会を行う。

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