日中国交正常化45周年

日中国交正常化45周年・日中平和友好条約締結40周年
交流促進実行委員会


日中平和友好条約締結40周年

分野地方間交流
行事名称第1回日中民間トキ保護交流事業
主催者名石川県日中文化交流促進会
開催期間2018年1月22日~24日
開催国日本
開催場所いしかわ動物園、金沢市
かつて中国でも日本でも絶滅したと思われていた朱鷺が、1981年に中国陝西省で再発見され、朱鷺の増殖事業が始まり、現在中国で約1,800羽、日本で約500羽の飼育と野生で生息すると伝えられ、今後も安定した増殖が期待されている。一方、民間で朱鷺保護を目指すボランティア団体は、国内外の一般の人達にも朱鷺保護について周知するため、朱鷺の観察や生息環境の保護、講演活動を実践している。今般、中国と日本が交流を継続し、朱鷺保護活動をできることを願い、第1回日中民間朱鷺保護交流事業を開催した。
1月22日招へいした講師3人を迎え、金沢市に到着。1月23日午前9時半にいしかわ動物園到着、その後園内会場にてセミナーを開催した。大雪の中、石川県県庁担当者、日本中国朱鷺保護協会、津幡高校朱鷺サポート隊、石川県日中友好協会、いしかわ動物園の園長・職員、記者など関係者約40名が参加した。銅川野生動物管理センター担当者2名から、陝西省銅川朱鷺野生放鳥とその生息状況、飼育の現状などの紹介があり、いしかわ動物園の担当者からは「いしかわ動物園」における朱鷺飼育などの経緯と現状の紹介が行われた。その後、銅川野生動物管理センター、いしかわ動物園それぞれへの質疑応答があり、津幡高校朱鷺サポート隊から招へいした講師の方々へ、千羽朱鷺折り紙の贈呈が行われた。
午後6時から、金沢市内の会場において、日中民間朱鷺保護講演会を開催した。銅川野生動物管理センターの王センター長が銅川朱鷺の野生放鳥と朱鷺保護の取り組みを紹介し、玉門村の民間会社・張社長からは現地住民の朱鷺保護意識、人と朱鷺が共生するための取り組みの現状などについて、紹介が行われた。最後に、日本中国朱鷺保護協会の西屋事務局長が日本の朱鷺保護活動の取り組みについて紹介を行った。大雪で足元の悪い中、20数名の参加者を得て、質疑応答、朱鷺の歌の熱唱などもあり、有意義な交流を行うことができた。

日中国交正常化45周年・日中平和友好条約締結40周年交流促進実行委員会